2016年6月9日

『X-MEN』シリーズ時系列まとめ


 デッドプールが劇中で触れていたややこしいシリーズ時系列おさらい。ちょっとごちゃごちゃしたけど、実際ごちゃごちゃしたことが起こっているので仕方ない。劇中でタイムスリップを利用して歴史改変をし、整合性を保ったままリブートをしてしまうというのは、うまいもんだなあと思う(「リブート」というのは普通これまでのシリーズはとりあえずそのままに、別の新しいシリーズとしてやり直すパターンを言う)。新しい『スター・トレック』のシリーズも確かそういう感じだった。
 図の中では便宜上わかりやすく「タイムスリップ」としたけれど、厳密に言うと2023年のウルヴァリンの意識を、1973年のウルヴァリンに転移させて過去に干渉するというギミック。不死身でいつの時代も同じ姿であるウルヴァリンならではの役割であった。
 紫色のライン上の旧シリーズがなかったことになった、白紙化されたと解釈するのがいちばん簡単なのだが、より正確に言うなら「書き換えられた」。シリーズスタート時から大前提としてあった「ミュータントと人間の対立構造」に改変がもたらされたことで、情勢や環境の変化によって登場人物たちの身の上が多少変わったというところが重要。『フューチャー&パスト』のラスト、歴史改変後の「現代」に戻ったウルヴァリンの前に『ファイナル ディシジョン』で死んだジーンやサイクロップスが現れることからも、別ルートに切り替わったということがわかる。1973年以降の書き換えられた「世界線」が、新たに下に伸びたブルーのラインで、73年からウルヴァリンが目の当たりにした「新しい結末」までの空白を埋めるのが、最新作『アポカリプス』というわけ。
 歴史改変を説明するとき、やはり『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(’89)でドクが黒板に描いた図が一番わかりやすいと思う。実際子供の頃観たときは若干こんがらがっていたのが一瞬で解決した。なのでここでもあの図を参考にした。
 一応デッドプールの疑問に答えるなら、彼がコロッサスから会えと言われたプロフェッサーはパトリック・スチュワートの方(現代の老いた方)。新作映画で進んでいる軸はまだ過去編(と言ってしまっていいのか微妙なところだが)なので、ジェームズ・マカヴォイ演じる若きプロフェッサーである。