2017/04/16

アクバー提督とテセック


 キャラクター単体でフィギュアっぽく描くというのを最近やっている。よく知っているものほどデフォルメの練習になるし、そのうちオリジナルのものもどんどん描いて世界観を膨らませたい。
 すでに作品集のページにはフィン、レイとBB-8、R5-D5を先行でアップしている。今回はアクバー提督とテセックをじっくり描いてみた。ふたりともお気に入りのエイリアン。アクバー提督について説明はもはや不要だろう。実はアクバーをはじめとする魚頭のモン・カラマリ族はテセックに代表されるイカ頭の種族クオレンたちと同じ星に住んでいて、たびたび喧嘩をしている仲。このことは正史扱いの『クローン・ウォーズ』でも描かれているので(一応該当エピソード中で仲直りしている)、まだ設定として生きているはずだ。犬猿の仲というやつだ。魚とイカだけど。


 モン・カラマリのアクバーが反乱同盟軍の優れた司令官であるのに対して、クオレンのテセックはジャバ・ザ・ハットの宮殿にたむろする犯罪王の取り巻きのひとりという、どうしようもないやつだ。だがほかの連中と違って頭が良いらしく(決めポーズがいかにも頭良さそうだ!)、なんとジャバの犯罪組織を乗っ取ろうと企むほど狡猾なやつと言われている。勇敢なヒーローたちがジャバを滅ぼしてなければ、テセックがそうしていたことだろう。もちろんジャバが倒されたあと、爆発する砂上船から逃げ出したテセックは宮殿に戻って全てを独り占めしかけるのだけれど、宮殿に住み着いていた、脳みそだけを入れた蜘蛛型メカでうろついているボマー・モンクの修道僧たち(住み着いていたというか、もともと宮殿は彼らの寺院だった)に取り囲まれ、無理やり脳みそを吸い出されて「改宗」させられてしまいましたとさ。