2013/10/30

【本】「怖るべき子供たち」


 ジャン・コクトー著「怖るべき子供たち」を読みました。以前からフランス通でコクトー好きな友人に勧められていたもので、このたびやっと手に取りました。
 ものすごく重苦しい雰囲気なのになんとなく可愛らしいところもあって、次々とページを繰ってしまいます。子供達が部屋で繰り広げる物語はなんだかミニチュアを眺めている感じがします。それも恐いもの見たさで恐る恐る屋根を外して中を覗くようなミニチュア感。なにを飼っていたか忘れるくらい放置された濁った水槽の不気味さに似ている。
コクトーかっこいいですね。これが初コクトーだと思っていましたがよくよく考えれば前にコクトーの映画「美女と野獣」を観たことがありました。詩でも小説でもなく映画から入るとは。けれどそれくらいいろいろな分野で作品を作れるようになりたいな。

2013/10/28

スケアクロウのマスク!


 映画の小道具が大好きな友人が去年ハロウィン用に作ったバットマンの悪役スケアクロウのマスクを譲ってくれました。麻袋で本物そっくりに出来ているので誰が被ってもスケアクロウになります。ぼくも気分はキリアン・マーフィです。「マスクをご覧になりますか?」とか言ってアタッシュケースから取り出すシーンとかも再現できちゃう。


ちゃんと首吊り縄がついてて結び目で袋の口を固定できます。


観念しろバットマン!わははは!(こんなことは言わない)

2013/10/15

デス・スター


 映画「スター・ウォーズ」(1977年)より、銀河帝国のデス・スター。点描の陰影は描いていて楽しいです。デス・スターというは人工の月と言いましょうか、球体型の宇宙ステーションなのですが、暗い陰になっている側では無数の窓の灯りが見えます。デス・スターは悪の帝国が作ったものなので最終的に主人公達によって破壊されるのですが、なんだかこのたくさんの小さい灯りを描いていたらこの中にたくさん人がいたのだなあと改めて思ってしまいました。まあデス・スター自体たくさんの人が住む惑星をレーザー(この絵にも描かれているクレーターのような部分からレーザーが出ます)で吹き飛ばしているのですが。