2017年3月8日

日記の反省

 正直に言おう。結局のところ数日分をまとめていく日記のスタイルは行き詰まってしまった。この方法なら週に一度思い返すことで1日も欠かさずに記録をつけられるかと思ったけれど、どうしたって多忙な週というのがあってついつい振り返って書くことを忘れてしまうことがあり、また特筆することがないために何があったかほとんど思い出せない日なんかがあって、要するにぐだぐだになった。
 そもそもね、公開ブログに書けることってかなり制限があるんだよ。生活のあれこれを切り売りできるタイプのひとなら工夫次第でいくらでも赤裸々に書けそうだけれど、まずぼくは切り売りできるだけのおもしろい生活をおくっていないし、他人のことうまくぼかしながら書く工夫をするような余裕もなければ、仕事についても書けることが少ないのだ。今どこから依頼されたどんな絵を描いているかなんてのはもちろん書けない。映画の試写については何を観て、内容に触れることのない簡単な所感を書き留めたりもしていたが、それも連日となると試写日記になってしまう。今更読む人がおもしろいかどうかなんて気にしていないけれど(基本的に今時ブログの閲覧者はほとんどいないと自分では思うようにしている)、自分で書いていておもしろいかどうかは気にしている。ああ、まだ先週分もまとめていなければ先々週分もまとめられていない、などとだんだん日記を書けていないということがストレスになり、書かなければという謎のプレッシャーもやってきて、とてもじゃないが日記を書くことで考えや気持ちを整理して心の平穏を保つなんてことできる状態じゃなくなってしまった。
 日々のことを細かく書くのは、やはり自分自身のために書くプライベートなノートでなければいけないと思った。そこでなら誰と会ってどんな話をしたか、誰が憎たらしいとか、仕事で味わった嫌なことだとか、約束をすっぽかしてなにをしていたとか、そういうことが遠慮なく書けるわけだ。日記は愚痴を書くことでストレスが解消される面もあるけれど、それを公開ブログでやるととんでもないことになってしまう。読む人がおもしろいかどうかは気にしないけれど、不快にはなってもらいたくない。すっかりSNSの時代になってしまったが、ぼくはブログを書くということを大事にしたいし、紙のノートに万年筆で誰に見せることのない記録を書くという習慣も大切にしていきたいと思っている。
 そういうわけで、また以前のような不定期の日記に戻します。それにしても去年の11月上旬からおよそ4ヶ月くらいずっと記録をつけたことは褒めてあげたい。あれの続きは誰にも遠慮する必要のない自分のためのノートで。家族も読むことのないところで思い切り書くことにしよう。