早くも2月中旬だが今月仕事の告知以外全然ブログを書いていないので寝る前に筆を取る。更新する暇がなければ更新しないでいいくらいの気軽さではいたいけれど、書きたいという気持ちは強い。
しばらく悩みの種だったEメール問題が一応解決の兆しを見た。と言うのも、ずっと連絡が通じないひとが何人かあって、こちらから送信はできているようだが、一切先方からの反応が見られないというのが続いていたのだ。ぼくの性格上こういうときはなにか怒らせてしまったのではないかと焦るのだけれど、複数の相手がそうであること、メールの内容に質問のニュアンスが含まれていようとなかろうと関係がなさそうなことから、なにか技術的な問題らしい。しかし、メールの送信に失敗すればその旨が通知されてくるはずである。それがないということは、送信に成功しながらもどこかで停滞しているのか。このあたりのことはとても疎いので(サーバーというものがなんなのか、説明しろと言われても十分にできるか怪しい)、あとはもうこの症状について思いつくワードを打ち込んで検索するしかないのだが、これが全然あてにならない。どうも最近の検索エンジンというものはアクセスの多い記事ばかり上位にあげ、なおかつこちらの入力した言葉を打ち消して違う候補を引っ張ってきたりするものだから、こういう特殊な現象について調べづらくなっているような気がする。それらしいものがヒットしたとしても、質問サイトに数年前寄せられた質問くらいしか見当たらず、技術的な問題について調べると絶対そういうのに行き当たるのだが、大抵の場合質問者の言葉足らずを冷たい感じに諭す回答ばかりで嫌になる。OSとバージョンを書いてくれなきゃわかりませんとかなんとか。そうして質問者がOSとバージョンを書き込むと、さっきそれを聞いた回答者はその後一切なにも書かなくなる、なんてことがよく見られる。OSとバージョンってそんなに重要なのかな。それがわからないと全然なにもアドバイスのしようがないほど?
そういうわけでいくら調べても進展はなし。でもいろいろ調べてわかったことは、もう相手のメール受信の設定次第なので相手に対処してもらうしかないらしいということ。それじゃあぼくが打つ手はとりあえずないなあ、ということでしばらく落ち着いていたのだが、先日連絡の途絶えていたひとと電話で話す機会があって、聞けばぼくのメールは全て届いていたらしい。お返事もくれたと。ゾッとする。つまりぼくが向こうのメールを受信できていなかったということだ。しかも、先方は数ヶ月前からぼくにあることを問い合わせていたらしい。さらにゾッとする。なんということだ。大事には至らなかったけれど、ますます解決しなければならなくなった。それも早急に。一体ぼくはほかにどれだけのメールを無視してしまっているのだろう。
普段使っているメーラー、サーバーのメーラー、さらにサブのGメールと、それぞれの設定を嫌というほど調べたが、いまいちわからない。ゾッとする事件以降、とりあえずの措置として一部のひとたちとGメールでやりとりするようになったので、前よりもGメールの方を頻繁に覗くようにしていたのだが、そこであることに気づいた。Gメールに届き、メインアドレスのメーラーに届かないものがある。独自ドメインのアドレスを使い始める前はGメールを長らく使っていたものだから、前のアドレスに届くものもチェックできるようにと、Gメールアドレスに届いたメールをメインアドレスに転送する設定にしていたのだが、Gメールにしか届かないメールがあるのはどういうことだろう。よくよく確認すると理由は単純だった。Gメールに問題なく届くメールが、メインアドレスの方では迷惑メールに振り分けられていたのだ。なにが相手の受信設定だ、完全にぼくの方の問題である。迷惑メールは開けば開くだけまた届く、みたいなことを聞いていたので、中身を確認せずにフォルダごと削除し続けていたから、その中に普通のメールが一通混じっていてもわからない。まあ、都度中身を覗いたとしても、迷惑メールは膨大な数来るので見つけられたかどうか怪しいが。
原因はこれしか考えられない。それまでやりとりをしていたアドレスを、一体どの時点で迷惑メールに指定してしまったのかは全然わからないが、ともかくこれで原因らしい原因はわかった。すぐに迷惑メールのフィルター機能をオフにして、全てのメールを一度受信トレイで受け取るようにする。あっというまにスパムが溜まっていくが、Gメールでしか受信していなかったメールがこちらでも問題なく受け取れるようになった。こんな単純なことだったとはね。いくら調べてもわからないわけだ。最初からこんな単純な原因は考えになかったのだから。
ついでにもうひとつ解決したことが。これも非常に単純、というかかなりおバカなことだったんだけど、どうやらGメールに届いたメールをメインアドレスに転送するという設定の上に、さらにメインアドレスに届いたメールもGメールに転送するよう設定していたらしい。どうしてそんなことになっていたのか全然覚えがないが、とにかくそれも全て解除したら、届くスパムメールの数が激減した。つまりだね、ふたつのアドレスの間で迷惑メールの転送が延々と繰り返されていたのだ。さすがに昔のように永久にループするような事態にはならず、途中でせき止められていたようだけれど。Gメールの方にやたら「Mail Delivery Subsystem」からのリターンが届いていたのも、別に乗っ取られてスパム発信に使われていたとかいうわけではなく(それらのリターンは普通のメールについて届いていた)、単に転送の問題で出たエラーだったらしい。
不通だった連絡もつき、迷惑メールも激減してひと安心。メールが届いたか届いていないかわからない状態というのはなんとも落ち着かないし苛立つことで、半年以上そんな感じだったんだけど、どうしても確認したいことがあればやはり電話したり、なにか挨拶することがあれば葉書を書くのがいいようだ。だからやっぱりアナログな方法も残しておかないといけないんだろうなあ。もちろんメールは常に万全の状態にしたい。どうも大変ご迷惑をおかけしました。