2019/11/05

10年前のポケモン

 慌ただしい10月が終わって力が抜けている。もちろん11月もやることはあるのだが、ひと通り大変な時期が過ぎるたびに一旦放心してしまう。とりあえず週末は本を読んでネットフリックスを観てレゴを触って放ったらかしてあったポケモンのゲームをやった。新しいものではない。10年前のタイトルである。それでもブランクがあるのでぼくには新しい。知らないポケモンが増えていてわけがわからない。せいぜい第3世代くらいまでしかわからないのだ。新しいキャラクターは見ているぶんには楽しいが、何タイプのやつなのかわからないやつもいるから困る。たとえば以前は全体的に黄色っぽかったら電気タイプ、青かったら水、緑だったら草、赤かったら炎、というように初めて見たやつでも色でなんとなくタイプがわかった。灰色だったら岩とかね。そうでなくてもデザインでなにがモチーフなのかがわかれば、タイプもなんとなく予想できる。岩っぽいなら岩。まあ、これも第2世代の時点で樹木と見せかけて岩、みたいなやつが出てきたのであてにならなくなったが。少なくともそういうのは特殊な例だった。ところが今プレイしているものだとそれらが全然ヒントにならない。慣れればわかるようになるのかもしれないが、モチーフもなんだかなんの動物なのかわからないというか、無機物なやつも増えたと思う。そもそもタイプそのものが増えているので、炎は草に強く、草は水に強く、水は炎に強い、というような直感的にわかる関係が複雑になった気がする。10年前の作品でもこれだから、最近のは相当大変だろうなあ。毎作欠かさず追っていれば全然そんなことはないのだろうけれど。そういうわけでひいひい言いながらポケモンをやっている。なんだかんだゲームはポケモンくらいが一番ちょうどいいと思う。ブランクが長い分、やっていない作品はまだまだあるので、楽しみは残っている。全部やってようやくスイッチの新作に手を伸ばせるけど、そのときにはもう新しいプラットフォームが出てきているかもしれない。電子ゲームはこれが厄介である。その点レゴブロックは30年前のパーツでも現役で使えるのでいい。摩耗してスカスカになっていなければ。