「シャーロック・ホームズの最後のあいさつ」、「回想のシャーロック・ホームズ」と読み進めてきて今は「シャーロック・ホームズの生還」を読んでいます。読む順序を間違えたようで、題名の通り「最後のあいさつ」が一番最後に来るようですね。間違い間違い。
ところで原作小説やドラマ版に次いで最近ぼくが気になっているシャーロッキアン・メディアがあります。朗読です。出版社から出ている朗読CDも素晴らしいですが、今回は個人の方が朗読をしてそれを公開しているサイトをご紹介します。
「Reading Percussionの帰還」というサイトなんですが、ほぼお一人で読まれていてホームズとワトソンはもちろん、レストレイド警部等の警察面子、依頼人、犯人、その他全ての登場人物(女性や子供が登場する場合はゲストが出演しているようです)をそれぞれ演じ分けられていて、その美声と声の演技力に大変驚きました。ホームズが飄々とした感じの優男風の声で話していると思えば、初老の依頼人のおどおどしたしわがれ声が聞こえてきて、下品な笑い方をするごろつきの声まで聞こえてきます。
小説を読むのは少し敷居が高いけれど、シャーロック・ホームズの世界に興味があるという方は、是非この素晴らしい朗読をお聴きになってみてはいかがでしょう。