2019/10/05

「SPUR」11月号



 「SPUR」11月号の映画レビュー連載では、『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』を紹介しています。エイス・グレードとは8年生のことで、高校にあがるひとつ前の学年で、日本で言うところの中学最終学年。高校進学を目前にした冴えない主人公が、高校デビューに向けて一生懸命変わろうとするのだが、例によって自分らしくない無理をしてしまうというお話。それ自体は繰り返し描かれてきたような気がするけれど、インスタグラムでのコミュニケーションや主人公がYouTubeで動画を作っていたりとイマドキなティーンの生活が描かれているのが魅力。大人になって子どもができてもまだぼくにはティーン的な悩みが残ってるんだなと観ていて思ったけれど、案外誰でもそうかもしれない。