9月の映画ですが、ようやく感想が描けた。。。
マーベル・コミックのヒーロー達が活躍し、別々の映画でありながらひとつの宇宙を構築している「マーベル・シネマティック・ユニバース」。そのフェーズ2(第二段階)の最後の作品となる「アントマン」。「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」での壮大すぎる戦いのあとで、一体どんな映画がフェーズ2のトリを飾るのかとわくわくしていたら、なんと身長3センチメートルの小さなヒーローの物語だった。愛する娘を守るためにダメダメな親父が蟻サイズに縮んで戦う軽快な作品である。他のマーベル作品への伏線もきちんと張りながらも、全く他のを観ていない人でも楽しめるのではないだろうか。蟻サイズに縮むからこそのトリッキーな戦い方や、ギャグなどもとても楽しめる。一本の映画としてとても良いと思う。
というわけなので、全体で見れば「エイジ・オブ・ウルトロン」のあとでの、ちょっとした休憩というか、息抜きのような作品なのかもしれない。ずっと深刻で壮絶な戦いばかりだとしんどいしね。ましてや来年は「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」という、またしてもヒーローたちがグジグジと悩みそうな作品が控えているわけだし・・・。そういう意味でもこの「アントマン」はMCUシリーズ全体にメリハリを与えているし、マーベル・ヒーロー持ち前の「ノリ」も最大限生かせてると思う。
とにかく楽しい。楽しいからこそ次回作「シビル・ウォー」のことを考えると憂鬱だが(「シビル・ウォー」への伏線も一応ある)。
今後のアベンジャーズへのアントマン参戦に期待。特に原作やアニメーション作品でもお馴染みとなっているホークアイとのコンボ技、「先端にアントマンがしがみついた矢をホークアイが人が入れない隙間に撃ち込み通り抜けたところでアントマンが中の敵をやっつける」やつが見れるかもしれないと思うとわくわくする。