2019/12/10

「MOE」2020年1月号



 「MOE」2020年1月号にて、現在寺田倉庫で開催中の「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」のイラストレポートを描いています。10月に全然仕事と関係なく個人的に見に行きましたが、その後でまさか仕事に繋がるとは。全体の雰囲気を紹介しつつ、好きで見入っていたところなども入れてレポートにしています。


 すでにSNSで撮ってきた写真はアップしているけれど、撮影OKということでとにかくたくさん撮ったので、それも交えてまた別にここで感想など書こうかな。

 この展示はそのタイトルの通りSW作品のアイデンティティー、世界観を支えるキャラクターたちのオリジンがどこにあるかを紐解く内容になっており、衣装や模型などの立体物ももちろん多いんだけど、やはりキャラクターの成り立ちということで設定資料やスケッチ、コンセプトアートなどの平面資料がとにかく多い。絵を描く身としてこれはかなりありがたく、ラルフ・マクォーリーやジョン・モロ、ジョー・ジョンストン、そして大好きなロン・コッブといったデザイナーたちの肉筆を延々凝視していた。そんなボリュームいっぱいの展示を見つつ、要所要所で自分自身の生い立ちや性格、ものの考え方等を入力していくと、展示を見終わる頃には自分のアイデンティティーが反映されたオリジナルのキャラクターが出来上がるという体験型の要素もあり、多くの意味で実際に足を運ばなければわからない楽しさがあった。




 今回の「MOE」誌上のSW特集自体も、デイジー・リドリーやJ・J・エイブラムス監督のコメント、シリーズ年表、SWのインスピレーション元となった作品たちの特集、絵本カルチャー誌ということでSWの絵本紹介など見所読みどころ満載です。絵本雑誌によるSW特集にイラストを描くことができて本当によかったです。

 「スター・ウォーズ アイデンティティーズ」は来年1月13日まで開催中。