2016年11月20日

帝国宇宙軍兵士


  旧三部作でおなじみの黒い制服に黒い大きな傘状ヘルメットをかぶった宇宙軍兵士の姿が『ローグ・ワン』予告編にも登場。なかなかかっこいい構図だったので絵にした。後ろからよく見るとヘルメットのラインがかなりカーブしてるなあと思った。
 スクリーンに映ってるのは新たに登場するジェダという惑星(ジェダイとゆかりがあるとか)の荒涼とした地表と思われる。ここに映ってるということは標的にされてるってことだから(EP4でレイア姫の故郷オルデランが破壊されるとき、同じスクリーンにオルデランが映されていた)試験的に破壊されちゃうんだろうか。
 実際に惑星を破壊するスーパーレーザーを発射するのは、より特殊な装備に身を包んだデス・スター・ガンナーたちなんだけれど、一応攻撃のプロセスに関与しているこの兵士、なにを思っているだろうな。EP6の削除されたシーンに、皇帝から戦いが行われている惑星エンドアを破壊しろと命じられた指揮官のモフ・ジャジャーロッドが、地上にはまだ味方がいるからいくらなんでも無茶だと渋るというのがある。あのシーンがあると無いとでは、ジャジャーロッドというキャラクターへの評価ががらっと変わるし、旧三部作では一切同情の余地がない、完全な悪として描かれる帝国軍側の心境も垣間見得て良いと思うんだけれど、まあテンポがあるからね。そんな削除シーンがあったことを知ってから、EP6を観てみたら皇帝が件の命令を下した次の瞬間には誰一人躊躇せずスーパーレーザーをぶっ放していてちょっと寂しかった(そのシーンでの標的はエンドアではなく反乱軍の宇宙船なのだけれど)。
 だから、ギャレス・エドワーズ監督が善悪の存在しない現実的な戦争の実情を描くことに意欲を見せていたのを見て、『ローグ・ワン』では帝国軍側の葛藤なども描かれるんじゃないかなあと思う。というか是非描いて欲しい。惑星をひとつ、住んでいる大勢のひともろとも吹き飛ばしてしまう、というのはとんでもないストレスを覚えることだろう。邪悪な思想の中心にいるヴェイダーやターキン、クレニックといった高官たちには一切良心の呵責がないにしても、いち兵士、いち砲手たちにはなにか思うところがあってもいいんじゃないだろうか。予告編からもジェダの地上に帝国軍が多少駐留しているっぽいことはわかるので、当然破壊するのであれば地上の味方も犠牲になる。そんなことを思うとこの宇宙軍兵士の後ろ姿も違って見える、かも。
 本編を見たら、フツーに冷酷なやつかもしんない。