全体的にミュージカルの古典をリスペクトしつつも、カジュアルさや新鮮さがあったのには、共感と共有を重点に置いた配慮があってこそなんだなあと。ライアンは「映画は映画館で観るもので、大勢が同じ体験を共有できるよね。この作品でそれが実現できてうれしいよ」と言っていたけれど、作る側と観客とでの共有だけでなく、観客同士も共有できるということを改めてこの作品が証明したように思える。映画館で観るのは大きなスクリーンのためだけじゃない。大勢と一緒に観て時間すら共有できることこそ素晴らしいことなのかもしれない。ミュージカルという、音楽や歌、ダンスによって語られるところの多い作品なら尚更。
書き出したら止まらなそうだけれど、詳しい感想は公開後に。ぼくは妻に一緒に観に行こうと一生懸命誘っているところ。
『ラ・ラ・ランド』は2月24日公開!